St.Andrea Mária Ünnep in Eger Vol. 1 セント アンドレア(前編) エゲル地方の銘醸赤ワインを巡る旅

ST.ANDREA 右がオーナーのLőrincz Györgyワイン博士と、左がオーナーJrの息子さん、お父様と同姓同名なんです

ー2020年、8月の良き想い出、エゲル地方 銘醸ワイナリーを巡る旅ー

私達、ハンガリーワイン協会 HUNGARY JAPAN WINE ASSOCIATIONとして2020年8月、エゲル地方の複数の素晴らしいワイナリーからお招き頂き、訪問した時の様子を、当時、訪れたワイナリー順にレポートしていきます。

2020年8月中旬、その日の最初に訪れたのは、セント・アンドレア ワイナリー。

ST.ANDREA

AUGUST in 2020, WINERY VISIT

エゲル地方のセント・アンドレアワイナリー

ブダペストから車で出発し、朝10時、この日、最初に訪問したのは、エゲル地方のセント・アンドレア ワイナリー。

ST. ANDREA

フレンチオークで熟成された、香り高くエレガント、かつ洗練された白ワイン、複雑かつ繊細な味わい、品のよいスパイシーさを併せ持つ長期熟成タイプのフルボディ赤ワイン。

バラエティ豊かなラインナップで、ハンガリー国内はもとい、フランス・ボルドーのワインコンク−ルや数々の国際ワインコンペティションで金賞や銀賞を受賞するなど、世界的に高く評価されているハンガリー屈指の人気を誇るエゲル地方のワイナリーへ、そのオーナーさんとオーナーJr.さん直々にお声がけいただき、この日、初めてワイナリーを訪れました。

セント・アンドレア エゲル ワイナリーのショップで

©HUNGARY JAPAN WINE ASSOCIATION
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セント アンドレア ワイナリーは、赤ワイン名産地エゲル地方の一部の地域にあります。

同ワイナリーの哲学は、伝統的なワイン造りと最先端の技術を駆使した高度なワイン造りの知識と経験を掛け合わせることで、独創的かつ個性が光るスペシャルな上質ワインを造ること。
セント・アンドレアの場所は、エゲル地方の土壌と気候、それは上質なワインを生産するために最適な環境と言えるでしょう。


ワイナリーの敷地は約 40 エーカー。セント・アンドレア・ワイナリー&ヴィンヤードは、Öreghegy の側の Egerszalók にあります。

ぶどう畑の頂上に見える、セント・アンドレアの女神像が神々しい

彼らのぶどう畑は、この地域のいくつかの場所にあります:

ぶどう畑/ Paptag, Ferenchegy, Kovászó, Kiseged, Magyalos, Boldogságos, Hangács, Nagyeged

農園でワイン原料となるぶどうを栽培し、1ヘクタールあたり5,000本から10,000本のぶどうの木が植樹されています。

ワインはすべて【木樽】で熟成しているのも、セント・アンドレアが上質であることの証です。

オーナーのLőrincz Györgyワイン博士

©HUNGARY JAPAN WINE ASSOCIATION
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ワイナリーのワインショップに飾ってあるオーナー・Lőrincz Györgyワイン博士の写真に添えられたテキストはハンガリー国内のワインメーカーの頂点に輝いたことを意味するもの。

Lőrincz György氏は2008年に栄えあるワインメーカーのチャンピオン『Borászok Borásza = Winemaker of the Winemakers』 に選ばれています。

オーナーJrの息子さん、同じ名前のLőrincz György氏の案内でワインカーヴの中へ

Jr. Lőrincz György 氏。 Photo ©HUNGARY JAPAN WINE ASSOCIATION ハンガリーワイン協会

この訪問の1週間後に行われたワイナリー主催のサマーイベント、St.Andrea Mária Ünnep セント・アンドレア マーリア・ウンネプ (Ünnepはハンガリー語でイベントや休日を意味します)にも有り難いことに私達はオーナーさん自らご招待してくださっていたので、2週立て続けに同ワイナリーで楽しむことができました。

今回はエゲル地方のセント・アンドレア ワイナリーへ初訪問した日の出来事と、その1週間後に開催され、ご招待いただいたワイナリーのサマーイベント、『St.Andrea Mária Ünnep』の際の模様を前編・後編と二回に渡ってお届けします。

セント・アンドレアをオーナーのお父様とともに経営されているJrのLőrincz György氏が、ワイナリーとワインカーヴの中を案内してくださいました。

ちなみに、親子同士同姓同名(まったく同じ名前)というのは、“ハンガリーよくあるある”のひとつです。

フレンチオークが整然と並ぶワインカーヴ

ルイ・ラトゥール社の製樽工場で造られたオーク樽の中に眠るプレミアム・シャルドネ

フランスのワイン名産地ブルゴーニュ地方を代表するワインメーカーとして世界に知られるルイ・ラトゥール。

セント・アンドレアワイナリーのシャルドネは、ルイ・ラトゥール社が製造したオーク樽をフランスからハンガリーに輸入してシャルドネのワインジュースを長期熟成させ、同社自慢の香り高きエレガントな白ワインを生み出しています。

ボルドーのワインコンペティションで金賞に輝いたシャルドネ

右側はセラー・マネージャー兼ワインメーカーの、パップ・ガーボル氏

写真右端の方は、セント・アンドレアワイナリーで働くセラーマネージャーの方で、ワインメーカーとしても活躍されているパップ・ガーボル氏。

Gáborさんはハンガリーワイン協会の代表タマーシュ・クールシュ氏(写真真ん中)の大学教師時代の教え子だったそうです。

ワインセラーを見学後、二階に上がると、

テイスティングができるミーティングスペースが

壁掛けタイプのワインラックがとってもお洒落

細部にまでこだわったインテリアが素敵です。

2階にあるテイスティングルーム兼大会議室

2階にあるテイスティングルーム兼大会議室

先ほど紹介した10畳ほどのテイスティングルームの奥には、ワイナリー主催のカンファレンスなどに活用されている大会議室がありました。

1階にもワインセミナーができる大きなホールがありますが、1階の様子は後編のレポートでご紹介しますね。

ワイナリーを一通り見学後は、ショップの前のテラスでミーティングしました

©HUNGARY JAPAN WINE ASSOCIATION
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オーナーさんとオーナーJrさんと記念撮影

©HUNGARY JAPAN WINE ASSOCIATION
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帰りがけに赤ワインをプレゼントしてくださいました

©HUNGARY JAPAN WINE ASSOCIATION
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写真に映っていませんが、セント・アンドレアワイナリー初訪問の帰りがけ、オーナーさんとオーナーJrさんのおふたりから、セント・アンドレアの赤ワインをプレゼントしていただきました。

銘柄を言ってしまうと、ハンガリー人のワインファンの方からも大変嫉妬を買いそうなので控えますが、これからの人生で、特別なお祝いごとや特別な記念日が来るまで、自宅のセラーで大切に保管しておこうと思います。

St.Andrea Mária Ünnep イベントの様子は後編で

こちらのギャラリーで写真を掲載していますが、初訪問から1週間後にまた訪れた、セント・アンドレアワイナリーのサマーイベントSt.Andrea Mária Ünnepのレポートは後編に続きます。

セント・アンドレア ワイナリー in エゲル レポート後編もどうぞお楽しみに!

それまで、こちらのギャラリーで、2020年のSt.Andrea Mária Ünnepイベントの様子をお楽しみください。

取材・撮影(写真)・文…Papp Hideko / ブダペスト在住ワインエッセイスト、WSET認定Higher Certificate, ハンガリーワイン協会 HUNGARY JAPAN WINE ASSOCIATION Co-Founder, Creative Director

私達ハンガリーワイン協会のパートナーワイナリー、ハンガリーのトップワインメーカー、エゲル地方のセント・アンドレアワイナリー。

今年はSt.Andrea Napbor Ünnep 2021というタイトルで開催されるセント・アンドレアワイナリーのイベントは6月5日、本レポートの投稿日の3日後に、エゲル地方の同ワイナリーで開催されます。

チケットのほうはかなり入手困難かもしれませんが、セント・アンドレアの6月5日のワインイベントにご参加希望の方は、下記のコンタクトフォームからお問い合わせください。

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