Royal Tokaji Essencia ロイヤル・トカイ エッセンシア 世界三大貴腐ワインをテイスティング

ROYAL TOKAJI 2020年7月、レストランで偶然の出会いから実現した、ロイヤルトカイ訪問記

2020年以降、新型コロナウィルス禍の時代に入り、ロックダウン、緊急事態宣言が連発する世界的クライシスの時代に突入し、以前のようにワインイベントに参加することも、世間の目がより一層、厳しくなっているのをひしひしと感じます。

2020年の3月4月に、ハンガリーワインのセミナーイベントをハンガリー大使館(東京)で開催するために、2019年年末から準備を行い、渡航のチケットも手配したものの、まさに新型コロナウィルスでフライトのキャンセルが続出するタイミングと渡航のタイミングが不運にも重なり、それ以降、現在までも、日本でのハンガリーワインプロモーション活動は中止したままです。

昨年の冬から春にかけてはほとんど、ブダペストの自宅、家の中に引きこもっていた記憶しかありません。

そのころから、YouTube動画視聴にようやくハマっていったわけですが、最近では動画編集アプリも充実し、スマホからでも動画投稿が簡単にできるようになり、私の周りでもYouTuberデビューした人たちが何人もいます。

フィネスワインピアのYouTubeチャンネルで2017くらいから、ハンガリーのワイナリーの訪問記、ワインVlogやワインイベント訪問時の様子も動画投稿していました。

フィネスワインピアYoutubeチャンネルに投稿しているブダペスト・ワインフェスティバル動画

が、2021年9月現在までに、お招きいただき来訪したワイナリーの数が半端なく、毎回毎回、写真を編集して、フィノマガジンに掲載するまでに作業量も半端なく、訪問したワイナリーすべての記事と動画を投稿完了するのは、あと5年はかかるような気がします。

この記事の最初に掲載しているYoutube動画は、2020年7月に、ハンガリーのトカイ地方マードにある、ロイヤルトカイの、地下深くのラビリンスのようなワインカーヴと、ワイナリーのテイスティングルーム、テイスティングテラスを訪れた時の様子を撮影しています。

ガイドしてくださったのは、ロイヤルトカイカンパニーの現社長、ゾルターン氏。

この出逢いもまったくの偶然が引き寄せたもので、2020年7月、私たちは、同じくトカイ地方マードにある、5つのワイナリーが合同で、私たちのためだけにテイスティング会をワイナリーのゲストルームで開催してくださり、そのテイスティング会に参加した後、ランチしたトカイの有名なレストランで、偶然にゾルターン氏や他のワイナリーのオーナーさんがたがたと出会い、ご挨拶しただけなのです。

ご挨拶したその時にすぐ、『トカイに一泊しているなら、明日、うちのワイナリーに来なよ』といったハンガリー語のニュアンスでお誘いくださり、私たちには社交辞令のリップサービスを適当に受け流す文化がないものですから(苦笑)、そのまま、よろこんで!!といった流れで、さっそく翌日、最初に他にアポがあった1つめのワイナリーを訪問のあとに、ロイヤルトカイの門のチャイムを鳴らしました。

ROYAL TOKAJI ロイヤルトカイ カンパニー

ベストセラー本ポケットワインブックシリーズの著者であり世界で最も有名なワイン評論家ヒュージョンソン氏。

1989年、同氏とトカイのカリスマワインメーカー、セプシ、さらに地元の63ものブドウ栽培農家が出資して設立されたロイヤルトカイカンパニー。

ラビリンスのようなワインカーヴ

Royal Tokajiの地下深くのワインカーヴに眠る世界三大貴腐ワインEssencia エッセンシアを尊くもロイヤルトカイのワイナリーで現社長の方のご案内により、テイスティングさせて頂きました。

ROYALTOKAJIのワインカーヴの中で記念撮影

世界三大貴腐ワイン、エッセンシアの原型が目の前に

世界であっという間に完売した、ロイヤルトカイ エッセンシア マグナムボトル ROYAL TOKAJI ESENCIA MAGNUM BOTTLE

ロイヤルトカイ スロープセレクション

ロイヤル・トカイ エッセンシアをついにテイスティング

ついに、ロイヤル・トカイのエッセンシアを、ワイナリーのテイスティングテラスで、しかも社長のゾルターン氏から直接振舞っていただくことができるなんて、東京青山のアカデミーデュヴァン(ワインスクール)で、資格試験取得のために授業に励んでいた20代前半の私が、今のこんなに至福な状況を想像できたでしょうか。

いや、まったく。。アカデミー・デュ・ヴァンの名前を出したのは、ロイヤル・トカイのアスーが、同スクールのワインレッスンでテイスティング教材として用意されているからです。

ハンガリーワインを最初に試飲した場所であり、私が人生ではじめてテイスティングしたハンガリーワインはロイヤルトカイの3プットニョシュ(現在は3はありません)。

余談ですが、ワイン好きなあの女優さんやあの有名人と一緒に授業を受けた体験も一緒にワインバーで会食した経験も、同スクールで出会った当時のクラスメートのおかげで、いろいろと面白い体験もさせてもらいました。

当時、働いていた食品メーカーでワインインポーターの会社、そこの職場にいる、当時の私を含めて地味でお堅い雰囲気のいかにも会社員という感じの人たちとは、まったく系統が違う、華やかな世界の方々ばかりで、圧倒されたのも懐かしく思い出します。

その後、転職した広告代理店では、ぶっとんだ(良い意味で)同僚や先輩、上司しか、まあ、自分大好き自分ワールド全開な人々ばかりだったので、お堅い会社で働いていた時代、私はなんとなく浮いているなと感じていましたが、キャリアアップしていくうちに、私なんてまだまだおとなしいな(苦笑)と思えるほど、個性的でクリエイティブな人々との出会いばかりになっていきました。

2008年ヴィンテージのエッセンシア、ロイヤルトカイをテイスティング Essencia 2008 Royal Tokaji

Winelovers100で見事1位に輝いたRojal Tokaj Essencia 2008を、遡ること2ヶ月前の7月にありがたくも、同ワイナリーのバルコニーで社長さん自らふるまっていただく日が来るとは、東京でアカデミー・デュ・ヴァンの生徒だった時代に、想像することができたでしょうか、いやできません。。

きっと日頃の行いが良いから(草)、こういうラッキーな体験ができるのだろうと、超絶ポジティブにとらえ、、この至福なひとときを思う存分、楽しみました。

不思議なことに、ハンガリーに移住してからも、才能豊かでクリエイティブなハンガリー人との出逢いばかりです。

特に、ハンガリーのワインメーカーや、マスターオブグレープの方々は、お人柄も含めてリスペクトできる方々ばかりなのもうれしいです。

ロイヤルトカイ訪問 ギャラリー

ロイヤルトカイ、エッセンシア2008年のテイスティングの様子も、上に埋め込みしているハンガリーワイン協会のYouTubeチャンネルに動画WineVlogとして投稿しています。🥂

上の動画の再生ボタンをクリックして、ロイヤルトカイのエッセンシア、テイスティングの様子をご覧ください。

ハンガリーワイン協会のYouTubeチャンネルにも、他のトカイ地方のワイナリーの動画を複数投稿していますので、トカイワインにご興味がある方、そちらの動画も下のボタンをクリックして、ハンガリーワイン協会のYouTubeチャンネルで、どうぞお楽しみください。

2021年9月、今月も、すでにバラトン地方バダチョニPDOの大手ワイナリーVARGAと、ビオディナミックワイナリーKRISTINUS、オーガニックワイナリーPallfyの3つのワイナリーと、ブダペスト中心エリアから車で30分ほどのエチェク・ブダにあるハンガリー在住日本人の間でも人気なNyakasワイナリー、それぞれのワイナリーオーナーの方々、社長さんにお招きいただいて、計4つのワイナリーを訪問。

また、数日前には、ハンガリー全土にある大手ワインショップ、Bortarsasagのクローズドワインイベントにお招きいただき、参加してきました。

それらのワイナリーと、イベント訪問の様子も動画と記事で今後、ご紹介していきますので、ハンガリーワイン紀行、これからもどうぞお楽しみに。

取材撮影: 写真Photo 動画Movie 文Texts / © Papp Hideko ブダペスト在住ワインエッセイスト ハンガリーワイン協会クリエイティブディレクター

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