さようならホテルゲッレールト、また会える日まで

Goodbye Danubius Hotel Gellért

2022年昨年12 月、世界遺産都市ブダペストの中でも、最も古い歴史があり、ブダペストの代表的なホテルのひとつだった、ホテルゲッレールトが惜しくも閉館しました。

20世紀、世界でもっとも有名かつ人気であった建築家によって設計された、アール ヌーボー様式の美しいホテル、ゲッレールト。

そのスパ(ゲッレールト温泉)も大変有名でしたが、昨年末に閉館してしまったこのホテルが、今年から改装工事をはじめ、新たなホテルへと生まれ変わるそうです。

新しいホテルオーナーの計画によると、ゲッレールト ホテルはトップクラスのホテルとして再オープンするのだそう。

長い歴史がある同ホテルの建物はだいぶ老朽化していたので、改修工事は必然だったようですね。

Márton napi Borfesztivál a Gellértben

今回は、ホテルゲッレールトが閉館する前、筆者がワインイベントや、ホテル宿泊&温泉を利用した際の想い出を、懐かしい写真とともに振り返るだけの投稿です。

ホテルゲッレールトに宿泊されたことがある方、スパの利用で訪れたことがある方。

駐在員時代に利用された方、ハンガリー在住日本人の方でも、同ホテルに思い入れがある方もおありでしょう。

こちらの筆者と同ホテルの想い出投稿をご覧いただいて、ご自身とホテルゲッレールトの想い出に浸っていただけたら、と思います。

Márton napi Borfesztivál a Gellértben

2018年11月9日。

ホテルゲッレールトで『Márton napi Borfesztivál a Gellértben』というワインフェスティバルが開催されました。

この写真はその時のもの。

もともと、このイベントに訪れる予定はありませんでしたが、これも不思議な話がありまして。私の個人のフェイスブックアカウント、そのタイムラインに突然、イギリス在住のハンガリー女性からメッセージが投稿されたのが発端です。

その女性はロンドンでハンガリーワインをPRしている方でした。

私のFBタイムラインに書き込まれたメッセージには、

『このワインイベントの招待状が当たったんだけど、イベント当日、ブダペストに行けないから、よかったら私の代わりに参加してきてくれない?招待状はあなたに譲るわ』。

要約すれば、こんなメッセージとやりとりでした。

ぼっちで参加、でも、とってもエキサイティングなイベントでした

その連絡やりとりがあったのが、イベントの前の日。

まったくお会いしたことがないハンガリー女性から突然の連絡、しかもお会いしたこともないのに、いきなり招待VIPチケットを譲ってあげる、なんて、本当に不思議なことが、

ハンガリーワインのPRを始めるようになってから、そんなツイてるラッキーな出来事が多々、これまでにありました。

ということで、ありがたく、招待チケットを譲っていただき、同イベントに、だれも誘う時間がありませんでしたので、ぼっちで参加してきました。

まさにハンガリー人のパリピが集うような、ちょっと派手なワインイベント。

クリスマスシーズンでもあるので、ホテルのロビーフロアの装飾は上の写真のように、クリスマス仕様でした。

どんなイベントだったか、説明は割愛しますが、そのときの写真を捨てるのはもったいない、ということで、本記事でウェブ上に残しておこうと思います。

Márton napi Borfesztivál a Gellértben

Spa at Gellért ゲッレールト温泉

2019年の5月。東京から筆者の身内がブダペストに訪れた際、身内が泊まっていたホテルゲッレールトの客室へ向かい、朝風呂ならぬ朝スパ、朝の温泉を楽しみました。

この時の記憶が曖昧なのですが、筆者も宿泊させてもらったような記憶もあり、そこがもうあやふやなまま。

ゲストルームでワインを飲んでいる写真が残っているので、泊まらせてもらったのかもしれません。。

今から4年ほど前なだけなのに、かなり記憶がとぼしくいろいろと忘れてしまいました。。DHA&EPAの摂取が必然かな。。

ゲッレールト温泉とホテルの朝食

昨年、個人のGoogleフォトの容量がMAXになり、数年前の画像たちを断捨離しようと、せっせと画像の整理をしていたら、まだ残っていた、ホテルゲッレールト、あの空間にいたときの想い出深い写真の数々。

それらの写真を全部削除してしまうのは淋しいと、しかも、ホテルゲッレールトは、昨年12月で閉館。

これは、フィノマガジン上に残そうと、今回、記事にしてみました。改修工事が始まり、新たらしい外観に生まれ変わる予定のホテルゲッレールト。

いつ着工して、いつ工事完了、お披露目となるか、それまで何年かかるのか、全く分かりません。

が、以前のアールヌーボー様式の建築に対して、少しでもオマージュが感じられるホテルに生まれ変わってくれますように。

写真・文 / © Papp Hideko フィノマガジン運営者、ハンガリーワイン協会会長

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