Pannon Karácsony Ünnepi Nagykóstoló

2022年12月12日(月)、午後4時から午後9時の間、ブダ12区Mom parkというデパートの向いにあるビル、ハンガリー体育スポーツ科学大学のイベントホールを会場に、『パンノン・クリスマス&ホリデー・グランドテイスティング』というワインイベントが行われました。
パンノン・クリスマスホリデー・グランドワインテイスティング

ワインを愛するすべての友人たちへー33のワイナリーブースが並び、メインフロアのステージでは、バンドのライブ演奏、左手奥には美しいクリスマスツリーが飾られていました。
クリスマスならではの美しいワインテイスティングイベントを主催するのは、Pannon Bormíves Céhというパンノンワイン生産者ギルトという、ハンガリーワイン生産者組合=ワインコミュニティです。
Pannon Bormíves Céhの大統領、ルーリンツ・ギュルギ博士

写真右側は、パンノンワインギルドの『大統領』で、エゲル地方の名門ワイナリー、セント・アンドレアのオーナー兼トップワインメーカー、ルーリンツ・ギュルギ博士。
そのお隣はワイナリー名にもなっている、奥様のアンドレアさんです。
今回、パンノンワインギルドが初めて一般のワイン愛好家の方にも開放した、パンノン・クリスマスイベントに、私たちハンガリーワイン協会ファウンダーふたりをご招待してくださったのも、ルーリンツ博士なのです。
いつも本当にありがとうございます。
セント・アンドレアワイナリーについては、フィノマガジンで今年11月、そして、昨年夏にもワイナリーレポートを投稿していますので、下記のボタンをクリックして記事をご覧いただければと思います。
Pannon Bormíves Céh Members パンノンワイン生産者ギルドのメンバー

パンノンワインギルドは23年前、ハンガリーワインの持続可能なワイン生産と、高品質を維持、さらにはハンガリーワイン文化のさらなる醸成のために、ハンガリー国内で10の名門(一流の家族経営)ワイナリーによって創設されました。
現在もPannon Bormíves Céh のメンバーは、そのワイン価値を常に創造、向上させているハンガリーの家族経営のワイナリーであり、彼らの信条もまた、パンノンワインギルドが掲げる理念と同じです。
高品質なワインイベント、ワイナリーツアーも開催

伝統的なパンノニア(ハンガリー平原つまりハンガリーを意味します)のクリスマスを意識して、毎冬ギルドのメンバーとその友人のみを招待し開催していた、同ワインギルドのクリスマスイベント、『 ホリデー グランド テイスティング』。
今年は初めて、ギルドメンバー以外の、すべてのワイン愛好家にその門戸が開かれました。

33 + 1 ワイナリーのお祝い用クリスマスワインアイテムをともにテイスティングし、イベントのクライマックスは、伝統的なブッセイ賞の授賞式で締めくられました。
フィグラ・ミハーイ氏、2022年度ワインメーカー・オブ・ザ・イヤー受賞

2022年、第32回ハンガリーワインメーカー・オブ・ザ・イヤーに輝いたのは、バラトン、チョパクPDOにある名ワイナリー、フィグラのフィグラ・ミハーイ氏。(Mihály Figula)
ミハーイ氏は、ご自身の父親で、同賞受賞者(ワインメーカーオブザイヤー受賞者)であった故 Mihály Figula Sr. (2000) と同様、Wine Producer of the Year 賞を受賞しました。
同じご家族の中から、父と息子、親子二代でワインメーカーオブザイヤーに選ばれるという快挙を成し遂げたのです。
ハンガリーのワイン生産者にとって最も栄えあるこの賞に、今年はパンノンワイン生産者ギルドのメンバーから、ミハーイ氏を含む4 人の方が最終候補者に選出されていました。
本イベントでも、会場内から盛大な拍手で迎えられたフィグラ・ミハーイ氏。
パンノンワイン生産者(ワイナリー)ギルドのメンバー全員が同氏とともに受賞の喜びを分かち合いました。
同賞の初代受賞者は、ヴィッラーニ地方のティッファン・エデ氏

ワインメーカー・オブ・ザ・イヤーと名付けられたこの賞は、ハンガリーのワインメーカーの優れた専門的業績と長年の仕事を認める目的で、最初に授与されたのは1991年のことです。
初代受賞者は、ヴィッラーニPDOのトップワインメーカー、ティファン・エデ氏でした。(ワイナリー名/ティッファンTiffan)
直近の受賞者は、 エチェク・ブダPDOのニャカシュワイナリー、トップワインメーカーのベアータ氏。(Dr. Nyúl Beáta Pühra )
ベアータ氏は歴代受賞者の中でも、女性ではふたりめとなる『ワインメーカー・オブ・ザ・イヤー』です。
正式には「ハンガリーの年間最優秀ワイン生産者」と呼ばれる同賞。
同賞には、数年にわたる卓越した業績、一貫して優れた高品質のワインの生産、さらにはハンガリー国内外での商業的な成功と、それらの審査基準をすべて網羅したワイン生産者のみが毎年選ばれています。
国家ワインマーケティング担当ロークシュファルビ氏のあいさつ

続いて、ワインの全国マーケティングを担当する政府のコミッショナー、パル・ロクスファルヴィ氏が歓迎のスピーチを行いました。
ルーリンツ・ギュルギ博士 ワインギルド大統領のあいさつ

その後、パノン・ワイナリー・ギルドの大統領(会長職)であるルーリンツ・ギュルギ博士がステージに上がり、本日参加してくれたすべてのゲストを歓迎していました。
また、サプライズで、トカイ・セプシワイナリーのオーナーJrである、セプシ・イシュトヴァーンJr氏をステージに登壇するよう同氏を呼び、
『ヨーロッパ最優秀ワインメーカー賞』を受賞したトカイ・セプシワイナリー

今年の10月、ジェラール・バセ財団が主催する世界のワイン生産者アワードで、『ヨーロッパ最優秀ワイン生産者賞』を受賞したばかりのセプシー・セラーに、パンノンワインギルドからも改めて素晴らしい賞に対する敬意の賞状と記念の盾を贈呈されたのです。

パンノンワインギルドからの賞状と記念の盾は、イシュトヴァーン・セプシJr( IstvánSzepsy Jr)によって受け入れられました。
ブダ12区の体育大学のホールが美しいクリスマスワインイベント会場に

ブダ12区の大型商業施設Mom Parkの向いにある、体育大学のホールが、美しいワインテイスティングイベント会場に。
ほとんど夜に行われることが多いワインイベント。
いつも帰りのバスやタクシーを探すのに苦労しているので、自宅からかなり近い場所が会場で助かりました。
2022年『ブッシャイ・ラースロー賞』発表の瞬間

そして、本イベントのクライマックス!
それは、2022 年度ブッシャイ ラースロー賞の受賞者を発表した瞬間です。
パンノンワイン生産者ギルドが創設した『ブッシャイ・ラースロー賞』。
それは、ハンガリーのブドウとワインの文化のためにすべてをささげた人々に対して、感謝の意を表し、表彰する賞です。
授賞式の雰囲気を盛り上げるため、ステージには、ヴィッラーニの名ワイナリー、ゲレ・アッティラから、現オーナーで偉大なワインメーカー、ゲレ・アッティラ氏のご長女、ゲレ・アンドレア 氏と、バラトン・チョパクの素晴らしいワインメーカー、ヤシュディ・イシュトヴァーン氏が登壇しました。
『ブッシャイ・ラースロー賞』は、同ワインギルドのメンバーでブッシャイ・ワイナリーの亡きオーナー、ブッシャイ・ラースロー氏(ワインメーカー)の名を冠した賞です。
故人のご息女で、ご自身もワインメーカーであるブッシャイ・ドロッチャ氏がステージに登壇し、ギルドメンバーの無記名投票により、全会一致で選ばれた人物の名を受賞者として発表しました。
BUSSAY賞はメーサーロシュ・ガブリエッラ博士が受賞

本年度の『ブッシャイ・ラースロー賞』は、国際的なワイン研究者で、私たちハンガリーワイン協会の名誉顧問であるメーサーロシュ・ガブリエッラ博士が選ばれました。
ドロッチャ氏により、自身の名が読み上げられ、ステージに登壇したガブリエッラ博士。
博士のご主人でこの春亡くなられた、ロハーイ・ガーボル氏とともに、ハンガリー初のワインアカデミー(スクール)をブダペストに創設。
他の追随を許さないハンガリーワイン研究とワイン教育を確立され、ハンガリー民営化以降、再びハンガリーワイン界の地位を国際的に高めることに貢献されてきた、素晴らしい方です。
授賞式直後、メーサーロシュ・ガブリエッラ博士と

ブッシャイ・ラースロー賞の賞状と記念の盾が贈呈されると、ガブリエッラ博士は感極まられた様子で、少し涙ぐまれていましたが、この日の聴衆に向けて、同氏と、故ブッシャイ・ラースロー氏との思い出を語り始めました。
最後はパンノン・ワインギルド制作のワイン映画を鑑賞

授賞式のあとは、同ギルドが制作した、ハンガリーワインの映画を鑑賞。
映画鑑賞のあとは、イベント会場に訪れたゲストはそれぞれ、お気に入りのワイナリーブースでワインテイスティングを午後9時まで愉しんでいました。
『ブッシャイ・ラースロー』氏のご息女でワインメーカーのドロッチャ氏と

イベントのレポートはここまでにして、このあとは写真=フォトギャラリーをお愉しみください。
筆者の右に写るのは、ブッシャイ・ラースロー氏の娘さんで、現在、ご自身も亡きお父様からワイナリーを引き継がれた、ワインメーカーのドロッチャ氏です。
ボック・ヨージェフ氏とゲレ・アッティラ氏と

ハンガリーワイン協会副会長のタマーシュ氏の両隣は、赤ワイン名産地ヴィッラーニ、いえハンガリーワイン界の大御所おふたり。
左がボックワイナリーオーナー(もちろんワインメーカー)のボック・ヨージェフ氏で、右側はゲレ・アッティラワイナリーオーナー(もちろんワインメーカー)のゲレ・アッティラ氏。ハンガリー在住日本人の間では、ボックとゲレといえば、一番有名かつ評価されている高品質な銘醸ワインを生産する二大巨頭、とも言える名ワイナリーではないでしょうか。
ハンガリー在住日本人に大人気の赤ワイン、ゲレのオーナーでトップワインメーカーのゲレ・アッティラ氏と

前回、筆者が講師を務めた、ハンガリーワイン協会のオンラインワイン講座では、ボックとゲレのワインを事例に挙げ、ハンガリーワインの原産地呼称保護、ハンガリーワインの格付けについて講義を行いました。
事例として取り上げたくなるほど、格付けの最上級にあたるDHCクラスのワインを生産しているのが、ボックとゲレの特徴です。
ゲレ・アッティラワイナリーに関しては、ハンガリーワイン協会のクールシュ・タマーシュ氏(ハンガリー政府認定植物保護士)が、同ワイナリーのオーガニックアドバイザーを務めたご縁で、現在に至っています。
そして、筆者個人とゲレ・アッティラ氏の出逢いは2016年。
筆者がまだハンガリーワインのプロモーション活動を一切行っていなかったころ、フィノマガジンで記事にしようと訪れた、ブダペスト・ワインフェスティバルの会場で、ブースを出店されていたのが、アッティラ氏との最初の出逢いでした。

そのとき、実はゲレのワインを全く知らなかったので、アッティラ氏がハンガリー国内でどのような立場に置かれている方なのか、まったく知る由もなく、とっても気さくで親切なおじさんだなというのが第一印象でした。
ブダペスト・ワインフェスティバルは基本、各ワイナリーブースでワインテイスティングをする際は、それぞれのブースでもちろん試飲料を支払わなければいけません。
が、アッティラ氏が偉大なワインメーカーであることを全く知らなかった当時の筆者に、
『いま、ちょうど買ったばかりのフレッシュな生ハムがここにあるから、うちの赤ワインと一緒に味わってみてよ』と、
ブースの脇にあるゲスト用のテーブルと椅子に筆者を誘導してくれて、テーブルのうえに生ハム、そして、ご自身のご自慢の赤ワインを4種類も、すべて無料でふるまってくださったのです。
おそらく、ハンガリー在住の日本人で、こんなラッキーな体験をしたワイン愛好家の日本人は、私くらいかもしれません。
そのあと、アッティラ氏と雑談した際に、職業を聞かれたので、ライターと答え、名刺をアッティラ氏に手渡すと、アッティラ氏もご自身の名刺をくださり、『招待するから、いつでもいいから、うちのワイナリーに遊びにおいで』
と、おっしゃってくださったのです。
2018年、ゲレ・アッティラ初訪問の際、ガイドしてくださったアンドレア氏

ゲレ・アッティラ氏との最初の出逢いから二年後まで、ご招待いただいたことを忘れていた筆者。
あのとき、自身が少し酔っていたこともあり、ご招待いただいたのかどうか、半信半疑でいたことも、まったく連絡を取らなかった理由でもありました。
2018年の1月、名刺の整理をしていた際、2016年当時、アッティラ氏からいただいたお名刺が目に飛び込んできました。
あれから2年も経つし、きっともう私のことなど覚えていないだろうな、と思いつつ、ダメ元で、名刺にあったアッティラ氏のメールに連絡をいれてみると、メールを送った翌日に、写真に映る、アッティラ氏のご長女、アンドレア氏から返信が届いたのです。
そのメールには、お父様であるアッティラ氏は、私のことをよく覚えていると、そして、具体的に(ご招待の)日程を提示してくださったのです。
ご返信いただいた半月後、ご招待いただき、ヴィッラーニにあるゲレ・アッティラワイナリーを初めて訪問しました。
詳細割愛しますが、夢のような素晴らしいワイン&グルメ時間であったことは間違いありません。
ワインギルド大統領で、セント・アンドレアのオーナー、 ルーリンツ・ギュルギ氏

本イベント主催者である、パンノン・ワインギルドの大統領(会長職ですね)のルーリンツ・ギュルギ博士。
セント・アンドレア、オーナーJr, ルーリンツ・ギュルギ氏

ルーリンツ博士のご長男で、セント・アンドレアワイナリーのワインメーカーでもある、お父様と同姓同名のルーリンツ氏。
WSETのLevel3も今年取得され、国際ワイン資格の勉強にも励まれていて、10月にワイナリーでお会いした際も、ディプロマティックにご自身のエグリ・ビカヴェールをテロワールから説明してくださったのが記憶に新しいです。
『ヨーロッパ最優秀ワインメーカー賞』受賞のトカイ・セプシ

トカイのセプシワイナリーは、11月に初訪問、セプシ・イシュトヴァーン氏とも初対面がかないました。

セプシ、ワイナリーレポートもこの12月中にはフィノマガジンに掲載したいと思っています。この日もまた、お会いすることができた、トカイ・セプシのオーナー・ジュニアさん。
トカイ、セプシ・ジュニアと、エゲル、セント・アンドレア・ジュニアと

筆者の右隣は、本イベント主催パンノン・ワインギルド大統領『ルーリンツ・ギュルギ博士』のご長男でエゲルのセントアンドレアワイナリーの次期オーナー。
そして左隣には、この秋『ヨーロッパ最優秀ワインメーカー賞』を授与された、セプシ・イシュトヴァーン氏のご長男で、トカイ・セプシワイナリーの次期オーナー。
確実にハンガリーワイン界の将来を担う、素晴らしいおふたりと一緒に記念撮影できて、ハンガリーワイン冥利に尽きる想い出がまたひとつ増えました。
大変有名なパイロット、Besenyei Péterと

この方は2018年冬に開催された Furmint Feburary というイベントでお知り合いになりました。
日本でいうブルーインパルス?
ドナウ川上空で毎年開催されるレッドブル・エアレース・ワールドシリーズで、大変有名なパイロット、Besenyei Péterというお方。
ハンガリーワイン愛好家としても知られています。
ハンガリー民営化後初めて造られたワイナリーの現オーナー、セレムレイ氏と

第二次世界大戦後、当時のソビエト連邦(現ロシア)によって、ハンガリーは長いこと共産主義下に置かれ、ハンガリーすべてのワイナリーは強制的に国有化されてしまいました。
そんな長い冬の時代を経て、ハンガリーのワイン生産者が国から解放されたころ。
バラトン地方バダチョニで、初めて民間のワイナリー『フェルシェー・マジャルボルハーズ』が誕生しました。
奇しくも今年初めに、そのワイナリーをつくられた、セレムレイ・フーバ氏はお亡くなりになられましたが、故セレムレイ氏のご長男で同ワイナリーの現オーナーであるラースロー・セレムレイ氏も、パンノンワインギルドのメンバーのため、ブースを出されていました。
筆者の左側に映られているのが、ラースロー氏です。
2021年12月、協会インスタライブに登場、『カダルカマン』

昨年12月4日、セクサールドのヘイマンワイナリーを訪問したハンガリーワイン協会の面々。そのときにブドウ畑と、ワイナリーの中を案内してくださった、同ワイナリーのご長男で、ご自身のことを『カダルカマン』と自称されているゾルターン・ヘイマン氏。
ヘイマンワイナリー、オーナー・ジュニアのゾルターン氏と

一年ぶりの再会ですね。
セクサールドの銘醸ワイン、タクレルのみなさんと

写真左は、セクサールドの名ワイナリー、タクレルのオーナーでワインメーカーのタクレル氏。
写真左端にはご長男と次男のおふたりも。

写真撮影したすべてのワイナリーとワインメーカーの方々を本投稿で説明したいですが、さすがに作業量が半端ないので、以下、Pannon Karácsony Ünnepi Nagykóstoló 2022の様子を写したフォトギャラリー、写真のみをお愉しみください。
本フォトギャラリーに映っている、素晴らしいワインメーカーの方々にお会いしてみたい、ワイナリーでテイスティング体験してみたい。
そんなワイン愛好家の方は、ぜひ、ハンガリーワイン協会独自の専門的なオーダーメイドワイナリーツアーをご用命ください。
クリスマス・イヴ、クリスマスまであと5日。
ハンガリーのクリスマスは、だいたいの方が実家に帰省されて穏やかに過ごす、または海外にクリスマスホリデーに出かけるといった感じでしょうか。
今年のハンガリーの経済状況は、いえ、日本も円安がさらに加速し、不景気極まりないかもしれませんが、フィノマガジンでは美味しいハンガリーワインの最新情報やトピックスを中心に、フィノム=美味しいテーマにこだわって取材活動を続けていきたいと考えています。
そんなフィノマガジンのクリエイティブ=世界観に共感し、2023年から、本マガジンを一緒に盛り上げていただける、ヨーロッパ在住ライター(経験者)も募集中です。
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Pannon Karácsony Ünnepi Nagykóstoló Gallery All Texts & Photos by ©Papp Hideko FinoMagazin













































